2009年06月28日

Barraventoとmv nota 1000を「サマソニ」に出そう!

「SUMMER SONIC 09」にBanda BARRAVENTO(バンダ・バハヴェント)と mocidade vagabunda bateria nota 1000(モシダーヂ・ヴァガブンダ・バテリア・ノタ・ミウ)を出そう!という運動があります。みんなで応援しよう!

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MUSIC SPIRAL vol.1 "Brasil 海と音楽"

海の日にすごいイヴェントがあります!

SPIRAL RECORDS + NRT presents
MUSIC SPIRAL vol.1 "Brasil 海と音楽"
期間 : 7.20
会場 : EATS and MEETS Cay/B1F

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2009年06月20日

山と温泉のススメ、そして海もいいネ

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Bar Blen blen blen 宿口 豪 http://www.blenblenblen.jp

いよいよ梅雨ですね。

先月は水難の相がでていたのか、水に関するイヤなことが続いたので梅雨を迎えるのが憂鬱だったのですが、今月はどうやら大丈夫そうでホッとしています。

代わりに今月はおバカさんの相が出ているみたいです。毎日オモロい人が来てくれて楽しい!

ということで、ちょっと控えていた温泉にも相変わらず週イチで通ってますよ〜(本当はココに毎週行きたいんだけど)。

そう、「調布深大寺温泉ゆかり」でございます。

いや〜ココがホントにサイコーなんですよ。

純和風の温泉施設なのですが、その佇まいと温泉力に毎度癒されちゃうのです。

木々の生い茂る傾斜のふもとに造られた露天風呂に差し込む木漏れ日と新緑の香り!

蒸し風呂から飛び出て、涼みながらボケーっと眺める水車に完全脱力ですワ。
内風呂は重厚な檜造り。無駄に「ハァァーッ」なんてため息ついちゃいます。
日本人に生まれてよかったワー。

風呂から上がったらビールだよ!

なんと日本、いや世界最高峰ビール、エビスのドラフトを出しているのです、サイコー!(ブレンも勿論エビスだぜ)
お食事処では旬の素材を使った酒のツマミも充実。至れり尽くせりでございます。

勿論、風情漂う深大寺参道まで足を伸ばして、そばを手繰るなんてのもアリですゼ。

数あるそば屋の中から僕がオススメするのは、そばの味を楽しむのだったら「湧水」、風情を楽しむのだったら「雀のお宿」(以前アプレミディの橋本さんや元同僚達と渋谷で夜飲み始め、最後翌午後1時にこの店に辿り着き痛飲したことが。。。)「松葉茶屋」「玉乃屋」です。
よかったら行ってみてね!

近隣には神代植物公園やホタルも見れる野草園などホントに緑がいっぱい。
日々の渋谷でのどんちゃん騒ぎと週一回の自然と静寂。このバランスをキープしたいな〜、なんて。

僕の自宅からはチャリで15分。都心からも近いので、皆様も行ってみてはいかがでしょうか!



さて、たまにウチのお客さん同士で「海と山、どっちが好き?」なんて話題になります。皆さんもそういうハナシしたことあるでしょ?

さあ、あなたはどっち?

僕はというと、“決められねーよ、バカヤロー!”と言いたいところですが、やっぱり山かな。

勿論海もサイコーなワケだが、昔から山が好きなんですよ。

渓流とか大好き。渓流沿いの露天風呂とか超大好き。そこにしんしんと雪が降ったりなんかしたら、もう堪らない!
滝も好き。タッキーです、僕。

とかいいつつ、山に5日間、海に2日間くらいが理想かな?
強いて言うなら東京に4日間、山に2日間、海に1日。ラン、ララン、ラランで〜一週間♪
うん、コレだ。

バイーアもリオも最高だけど、ミナスやサンパウロや他のところにもたまには行きたいってコトよ。


でもブラジル好きな日本人はやっぱり海派が圧倒的に多い気がするな。
しかも太平洋でしょ。サーフィンとかナンパとか、海岸で夜中に花火の迷惑若者に突撃リポートとか、リリース・ユアセルフとかでしょ。

僕にとっての海は日本海ですね。祖父母の新潟・上越の家に毎年行っていたので海はほとんど日本海でした。

潮の満ち引きがないんですよ、知ってた?

魚が美味くてね。
のどぐろとか食ったことある?
こちの刺身も美味いんだよな〜。

新潟は米が美味いから勿論酒も美味いワケで。
魚と酒のマリアージュ、うーん、雪国サイコー!

日本人に生まれてよかったワー。

そしてサウダーヂ。。。


と、なんの話をしてるのかよく分からなくなってきたところで、海好きに朗報!

今年もブラジルの海の家、我らがPILEQUINHOが逗子海岸にオープン!ヤッタゼ!

面白いイベントが目白押しだよ。

今年もピレキーニョに行かなければ夏は終わらせられませんな。
JUNさん、楽しみにしてますよ〜!
今年も飲みます!

以上、オチ無し!
posted by ベーマイストレス at 17:35| Comment(2) | ブログ

2009年06月09日

ダブルレインボウ

bar bossa 林 伸次 http://barbossa.com

 なっちゃんが「起きて!起きて!」と大騒ぎしているので目が覚めた。

 なっちゃんは私が飼っている犬の名前だ。オスで5才。犬種はパピヨンだ。

 パピヨンはマリー・アントワネットが飼っていて、彼女と一緒にギロチンで殺された犬として有名だ。その逸話でもわかるようにこのパピヨンという犬種はヨーロッパの宮廷でただ可愛がられるためだけに作られた。

 パピヨンは小さくて毛もフワフワしていてとても愛らしいのだが本人(本犬?)は自分はとても大きくて獰猛な犬種だと勘違いしているらしい。そしてなっちゃんも実際そういう面が多々ある。

 なっちゃんが「早く!早く! 誰かに先を越されちゃうよ」とうるさい。何だろうと思って窓を開けると虹が二重にかかっている。ダブル・レインボウだ。

 そうか、なっちゃんはあの話しのことを言っているんだ、と私は気付いた。ダブル・レインボウが見えたとき、その虹の始まるところに一番最初に到着した人は願い事がかなうという話しは有名だからみなさんもご存じだろう。

 やれやれ、なっちゃんはまだ小さいからあんな話しを信じているんだ。

 私が窓を閉めるとなっちゃんが「さあ支度して! 出発だよ」と言ってくるくると回っている。私は仕方ないな、まあここからダブル・レインボウを見る限りそんなに遠そうにもないので散歩がてらに連れていってやるか、と支度を始めた。

 家を出るとなっちゃんは道すがら
「ねえ、どんな願い事をするつもりなの?」と聞いてきた。
「願い事なんてないかな」と私は答えると
「ええ! 何か欲しいものとかないの?」と聞く。
「俺、物欲ってないし」と私が答えると
「レコードとか本とか欲しいんじゃないの?」となっちゃんが言う。

「うん、これは大切なことなんだけどね、レコードとか本はちゃんとお店でお金を出して買わなきゃいけないんだ。

このお店良いなあと思ったら『ずっとお店続けてくださいね』という気持ちでお金を使う。このアーティスト良いなと思ったら『次の作品も期待しています』という気持ちでちゃんと買う。それが大人のルールなんだ。

まあいわば消費活動はある種の投票行為ということかな。不買運動という政治行動もあるけど、逆に『お金を使う』という積極的な政治行動も存在するんだ。わかるかな? 

だからある日神様がたくさん本とレコードをくれても俺はちっとも嬉しくなんかないな」と私は言う。

「ふーん、じゃあさ、もっとルックス良くなれば。バーのお客さん増えるかもよ」
「あのさ、俺はねかっこ良くないからお客さんは来るの。これがすごくかっこ良かったりするとみんな来ないの」

「そうか。じゃあさ、世界平和とかどう?」
「世界平和は素晴らしいけど、やはりそれは我々人類がひとつひとつ話し合って知恵を集めて勝ち取るべきものだと思うんだ。ある日突然神様に平和にしてもらっても意味はないと思うんだ」と私は言う。
「ふーん、願い事がないなんてつまんない人生だね」となっちゃんがわかったようなことを言う。

 そんな話しをしているとやがて目の前に虹の始まりが見えてきた(本当は途中で手紙を食べてしまった黒ヤギさんに出会ってみんなでその後の対策を考えたりしたんだけどその話しをすると長くなってしまうので省略)。

 虹の幅は意外と広く3メートルくらいはあった。なっちゃんが大喜びで虹の始まりに向かって走っていった。なっちゃんが「一番!」と言いながら虹に飛びついた。しかしもちろん虹に直接触れることは出来ず、そのまま虹の向こう側にストンと落ちてしまった。なっちゃんはとても不思議そうな顔をしている。

「なっちゃん、虹って色が付いているけどただの光だからさわれないんだよ」と私が言うと
「そんなことないよ。昔、絵本で虹の橋を動物達が渡っているのを見たもん」となっちゃんが悔しそうに言う。
「なっちゃん、あれは絵本だから作り話なんだよ。でもほら、これは現実だから虹はただの幻なんだ。虹は本当はここには存在しないんだ」
「何言ってんだ。虹はここにあるよ。存在するよ」と言ってなっちゃんは帰り道を歩き始めた。

「ところでなっちゃん、願い事は何にしたの?」と私が聞くと
「ヒミツ」と言う。
「どうせ、エサをもっとたくさん欲しいって言ったんでしょ」と私が言うと
「どうしてわかったの?」と不思議そうな顔で言う。
「そんなわかるよ、誰だって」と私は答えた。

 後ろを振り向くとダブル・レインボウはもう消えていた。今日は暑くなりそうだ。

              ●

 アントニオ・カルロス・ジョビンが書いた「ダブル・レインボウ」というとても美しい曲があります。この曲はポルトガル語詞だと「バラに降る雨」となりインスト曲だと「チルドレンズ・ゲーム」というタイトルになります。「林が書くのはいつも重すぎる」とよく言われるので今回は「ダブル・レインボウ」というタイトルを借りて可愛いファンタジーものを書いてみました。あ、なっちゃんは上の写真です。散歩していると必ず一回は道行く人に「可愛い!」と言われます。次回は「チルドレンズ・ゲーム」で書いてみます。

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 すごく個人的な宣伝をひとつ。作家で翻訳家の西崎憲さんが企画する同人誌に短編小説を応募したら採用されました(あの、結構お褒めいただきました)。興味のある方は読んでみて下さい。ちなみにこの同人誌には穂村弘フジモトマサルも参加する予定だそうです。
 ええと、本に何にも興味ない方は知らない固有名詞ばかりでなんのこっちゃって感じでしょうが、この人たち、現在の日本の本の世界では一番面白いシーンを作っている人たちなんです。そこに私も参加できたというのが嬉しくてちょっと宣伝でした。
 あ、ちなみに小説は自分なりに「戦争や殺すことの醜さ」のようなものをテーマに書いたつもりなのですが、すごくイヤな気持ちになるかもしれません。お気をつけ下さい。
posted by ベーマイストレス at 12:50| Comment(0) | ブログ

2009年06月02日

いかにしてボサノヴァ/ブラジル音楽にたどりついたか。

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 早いもので来月Barquinhoはオープン1周年を迎えます。この1年間なんとか営業出来てきたのは日頃ご来店いただいているお客様のおかげ。ほんとうにありがとうございます。まだまだ至らぬ点ばかりですが、ぜひ今後もBarquinhoをよろしくお願いします。

 ちょうど1周年の7月11日(土)にはBarquinho店内でイベントを予定しています。現在決まっているのはサブリナ&サンチェスとアルトゥール・ヴィタウのライヴ。この日はノーチャージでこの若きブラジリアンたちの素晴らしいステージを楽しんでいただこうと思っています。また、その他のイベントも現在企画中ですので、もし面白いアイデアがあればぜひヒガシノまで教えてください!

 さて、お店が1周年を迎えるということで今回は初心に立ち返って「どうやって自分はボサノヴァ/ブラジル音楽にたどりつき愛好するようになったのか」を書いてみたいと思います。お恥ずかしながら現在放置状態になっているHP「これがボサノヴァ」の初期(10年くらい前)にも同様のことを書いていましたが、HPをリニューアルした時に削除してしまったので、少し補完しながらもう一度ここに書いてみますね。

 今まで長いあいだ音楽に関係する仕事をし、また、自分で演奏活動もしてきたのですが、いまだに飽きずにそれを続けているのは間違いなく、中学2年の時にビートルズに出会ったから。いきなりブラジル音楽とは全く関係ありませんが、これは自分にとって揺るぎない事実なのです。詳細は忘れましたが、ジョン・レノンがインタビューで「若い頃はロックン・ロールだけがリアルだった」という発言をしていたはずですが、まさに自分にとっても同様に“音楽”だけがリアルで、それ以外のことは全く見えなくなってしまったのです。ギターを独学で始めたのもその頃でした。
 
 その後はUKロック好き少年のおきまりのコース、ハードロック、プログレ、パンク、ニューウェイヴ、ネオアコと様々に追体験、原体験を重ねていきました。ただ、ある時期からロックが徐々に自分にとって“リアル”ではなくなってきて、ジャズやソウル、そしてワールド・ミュージックにも手を出しはじめます。1988年くらいのことでしょうか。

 バブル経済まっただ中、僕は全くその恩恵を被ることなくバンド活動なんかしながら地元の喫茶店で安い時給でアルバイトしていたのですが、そのお店はけっこういろんなジャンルの音楽がアナログ盤で揃っていて、暇な時はそのレコード群を片っ端から聴いていました。そんなある日、それらのレコードの中からアストラッド・ジルベルトのアルバム(恐らくベスト盤だったと思う)に出会ったのです。アストラッドはヘタウマ・ヴォーカルと呼ばれることが多いけれど、20代前半の僕にはえらく大人の音楽に聞こえたし、使われているコードやリズムはそれまで聴いたことのないものだったのでとても印象に残りました。ただその当時はインターネットも無く、ボサノヴァやブラジル音楽の情報源も限られていたので、まだまだ“ハマル”といったところまでは行きませんでした。

 本格的に自分でもボサノヴァを演奏したいと思ったのは1992年の冬のこと。PAの仕事をしている友人が「ある結婚式のパーティーで藤原カオルさん(大阪では有名なギタリスト)がボサノヴァのライヴをするから見に来ないか」と誘ってくれ、知り合いでもないそのパーティーで初めて生演奏のボサノヴァを聴いた時のことでした。それまでボサノヴァは聴くだけのもので、自分で演奏できるとは思いもしなかったのですが、カオルさんの軽やかなギター、自然体の演奏を聴いてどうしても自分でもやってみたいと思ったのです。

 とはいえ当時は今ほどボサノヴァの教則本が充実していなかったし、音源もなかなか入手しづらかったので、とりあえず『ゲッツ/ジルベルト』に入っている「イパネマの娘」や「コルコヴァード」などのスタンダードナンバーのジョアン・ジルベルトによるギター伴奏を、一音一音耳でコピーしていきました。それまで3声のコードか、せいぜいメジャー・セブンスぐらいしか弾いたことがなかったのでそれを解読するのはとても時間がかかったし、難しかったのを覚えていますが、単純にコードを覚えるよりはその構成音の成り立ちを理解するのに良い体験だったと思っています。また、ポルトガル語というそれまで聞いたことの無い言語を、意味もわからず聞こえるがままに真似をして歌うのも楽しかったです。

 同時期にJICC出版局から『ボサノヴァの歴史』が出版されていて、それを繰り返し読み込んだのも、さらにのめりこんでいくきっかけとなりました。「ボサノヴァがいかにして生まれ世界に羽ばたいていったのか」のみならず、それを作った若きアーティスト達の青春ストーリーにも心を奪われたのです。膨大な人名、作品名が出てくるこの本はブラジル音楽の知識が高まるほど新たな発見がある、ボサノヴァ・ファン必携の書といえるでしょう。

 また、1993年には現在廃盤になっている『ジョアン・ジルベルトの伝説』が東芝EMIから発売され、ここでもう決定的に僕はボサノヴァから逃れられなくなってしまいました。初期のジョアン・ジルベルトの躍動的なギター、抑制が効きつつも伸びやかなヴォーカルはそれまで聴いたことのない所に僕を連れて行ってくれたのです。この作品はジョアン・ジルベルトのデビューから3作目までのアルバム曲の順番を入れ替え、モノラルの音質を疑似ステレオにしたもので、この編集が問題になって再発することができないみたいですが(ジョアンとレコード会社の係争?)、カタチはどうあれ初期のジョアンの演奏を聴けないのはボサノヴァ初心者にとって不幸なことだと思います。今はネットで検索すれば聴く方法はいくつかあると思うので、ぜひボサノヴァ初心者の方は探して聴いてみて欲しいです。

 以上が、僕がボサノヴァに出会った大まかな経緯ですが、その後さらにずぶずぶとブラジル音楽にのめりこみ現在に至っています。そのあたりを今後も書いて行けたらなと思いますので、よろしくお願いします。もちろんお店にお越しいただけたら、もっと突っ込んでお話いたしますよ!

posted by ベーマイストレス at 13:47| Comment(0) | ブログ