2009年07月30日

マ〜ドゥレ〜イラ〜♪

Bar Blen blen blen 宿口 豪 http://www.blenblenblen.jp

夏が来たっ!て感じですね。

俄然テンションが上がりますが、僕は夏の初めにいつも体調壊すんですよ。
早く暑さに慣れたいものです。

さて、そんな今年の夏、ウチの店で相変わらずヘヴィー・ローテーションなのがアルリンド・クルスの『MTV Ao Vivo』デース。

80年代初頭からフンド・ヂ・キンタウのフロント・マンとしてパゴーヂの黄金期を築き、またその後90年代はソンブリーニャとのタッグで名曲を量産し続けたアルリンド。

そしてソロとして第3のピークを迎え、ノリにノリまくっている彼の“今”が凝縮されているのが本作なのだ。

マリア・ヒタ『Samba Meu』やパウラ・リマ『Sinceramente』などへの楽曲提供、マルセロD2やレアンドロ・サプカイ(マリア・ヒタのプロデューサーにして今の彼氏!)ら新世代との交流を見れば、今の彼がどれだけ重要なポジションにいるか解るでしょ?

弾けるパルチード・アルトに始まる「これぞパゴーヂ!」な曲から、みんなで一緒に歌いたくなる懐っこいメロディーまで。
豪華ゲスト(と言っても彼にとってはいつものダチ)と共に奏でられる演奏は必聴ですゼ。

中でも印象的な曲と言えば・・・「Meu Lugar」ですな。うーん、サイコー!

サビで繰り返される“マドゥレイラ”っていうのは、昔の女の名前じゃないよ、地名なのです。
ジョルジ・ベンジョールもこの地をタイトルにしたカッチョいい曲を歌ってますよ。

リオの中心地からバスで北西に40分から1時間くらい、電車だと「絶対乗るな」と言われるゾナ・ノルチ方面、10数駅目にあるのがマドゥレイラ。

さて、そのマドゥレイラに何があるの?と言われれば・・・そこにはリオの4大サンバ連のうち2つの本拠地があるのです。

1つ目がブルーのリボンでお馴染みのポルテーラ。今年のブラジル映画祭の大目玉『O Misterio do Samba』(プロデューサーはマリーザ・モンチ!)はポルテーラの長老たちをルポした貴重なアーカイヴ、必見ですぞ!

そしてもう1つが、インペリオ・セハーノ。インペリオ・セハーノとは・・・コレは僕が語れることではないんですよ。

皆さんはKTa☆brasil(ケイタブラジル)という男を知っていますか?

数々のイベント、番組でのMCやDJ、パーカッショニストとして多忙を極めるお祭り男、ご存知の方も多いことでしょう。
彼が長年参加し続けているサンバ・チームこそ、このインペリオ・セハーノなのです。詳しくはコチラを御覧アレ!

さて、KTa君と言えば。
この度Newsweek誌が選ぶ「世界に尊敬される日本人100人」に選ばれました。コレは凄い!

普段から勉強熱心で、やりたいことに注ぐエネルギー量が半端ない彼の努力と才能が認められた結果ですな。

おめでとう!!KTaくん!

KTa君の声を聴いたことがありますか?
ブログだけでは伝わりきらない彼の熱いハートが絶対に届くハズなので、是非彼の仕掛けるパーティーに遊びに行ってみてください!
スッゲー楽しいから。

そして文章だけではない、彼の“生”の声に是非耳を傾けてください!


話をマドゥレイラに戻しましょう。

2007年の2月、店を2週間休んでブラジルに行っちゃったときの話。

当時リオに滞在中だった友人とコパカバーナ海岸で待ち合わせをしたのです。

普段から割とグダグダな友人は相変わらず遅れてきました。

すっかり日に焼けてちょっとカリオカかぶれになっていた彼とビールをグビグビ飲みながら、彼は将来についていろいろ話してくれました。

バーテンやりながら音楽を続けたい、日本でもっと楽しいサンバ環境を作りたいetc…彼の妄想は尽きることがない様子。

後日一緒にマドゥレイラに行こうと誘われ、モチロン快諾、その日は昼過ぎに別れました。


そして数日後。

セントロで待ち合わせ、バスでマドゥレイラへ。

こんな遠くまで来ちゃって大丈夫かな〜なんて思いつつようやく到着、ショッピング・センターもあるなかなか賑やかな街でしたが、人の視線が凄かった。

東洋人が珍しかったんでしょうね、日系人なんてココにはいないんですよ。

そもそも観光で行くような場所ではないんですね。

その日はインペリオ・セハーノの練習場でアルリンド・クルス主催のイベントがあるとのこと。

ステージに近いテーブルを確保、缶ビールを文字通りバケツに山ほど用意して準備オッケー!

アルリンドは勿論、マルセロD2やベッチ・カルヴァーリョ、ピキ・ノーヴォ、グスタヴォ・リンス、その他いろいろ出てきてテンション上がりまくり!

友人は隣のテーブルにいたオバチャンに大モテで、一緒に踊ったりビールをしこたま飲んだりで、気づけばもう深夜3時でした。

帰りは当然バスもなく、コンビと呼ばれる乗り合いワゴン車でなんとか戻り、ホテルに着いたのは明け方。

う〜ん、とてもいい思い出です(遠い目)。



さて、その友人、camaci(カマシ)君は帰国するや否や、妄想を実現化するため走りだしました。いつものグダグダがちょっとウソのように。

そしてそのわずか数ヵ月後、aniさんが中心となって横浜に小サンバ集団G.R.B.P mocidade vagabundaを設立、関内にサンバをコンセプトにしたバー、barracao da mocidadeをオープンさせてしまうのでした。

それからの彼らの活動は皆さんご存知の方も多いことでしょう。数々のクラブ・イベントやパーティーに出演、その活動は多岐に渡ります。

彼らの楽屋を訪ねるとオモシロいんですよ。ある人は黙々とイメトレ、ある人は酒を飲みすぎていて他のメンバーに怒られ、ある人はずっとくだらない冗談を言いあって爆笑しあったりと、みんな表情豊か。

ブラジルってこういう奴らばっかだよな〜なんてニンマリしちゃうんですよ。


そしてなんと!この度2000組近い応募の中からわずか16組という狭き門を突破し、彼らはサマーソニックに出場することになりました!

コレはスゴイぞ!おめでとう!!

弾けまくっちゃってくださいよ!

皆さん、是非彼らの躍動感溢れるステージを目の当たりにしてください。



さて、KTa☆brasilとmocidade vagabundaの共通点と言えば。

彼らは物凄くインテリで勉強熱心だし、経験もウンチクも人一倍蓄えている。

でも人前に出てパフォーマンスをすることを「エンターテイメント」であると自覚しているから、ウンチクは家の引き出しにしまってくるんですよね。

“クラブ”という夜の遊び場にはできるだけアカデミックな要素は持ち込まないように。

何の予備知識も持たない普通の子が、普通に興味を持ってくれることを願って。

時に自称ブラジル通の人たちから揶揄されることもあるでしょう。「軽いよね」なんて言われちゃったりして。

でもそんな雑音は彼らの耳には入らない。

なぜなら自分達の大好きなモノを日本中に広げようという使命感を持っているし、自分達の活動が楽しくてしょうがないから。

そしてそんな彼らを、僕は同じブラジル音楽好きとして共感し、誇りに思うし、応援しています。

イェイ!いいぞ、いいぞ〜!


でもまだまだカッコイイ連中がいるから紹介させてくださーい!

まずはブレンの火・土曜日を手伝ってくれてるゆうこちゃん率いるBAQUEBA(バッキバ)だ。

レシーフェの重量級リズム、マラカトゥを演奏するイケメン&カワイコちゃんタイコ集団だぜ〜。

今年の「Saude!Saudade…Carval2009」のオープニング・アクトで衝撃のお披露目以後、現在はDJのスクラッチもフィーチャーして活動中。

カッコいいゼ〜!!

ワークショップも随時開催中とのこと。

今後もイロイロな予定が入ってるっぽいよ。詳しくはブレンで直接ゆうこちゃんに聞いてくれ〜!


そして期待の新人、カンタス村田&サンバ・マシーンズ

こないだ音源をもらったんだけど、コレが耳から離れない。

サンバ、ファンクを織り交ぜつつも仕上げはあくまでもポップスなのだが、ブラジル音楽通がニヤリとする箇所がたくさん用意されているのだ。

そして何といってもフロントマン、カンタス君の歌の存在感がイイネ!

ライブも結構やっているみたいだから要チェック!!


彼らに続けとばかりに僕もお店を適度にがんばりま〜す!
posted by ベーマイストレス at 17:17| Comment(0) | ブログ
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